あなたの商品・サービスを応援する「ファンコミュニティ」を作るには?
Startup!SAITAMAのキックオフセミナーとして、「ファンをはぐぐみ事業を成長させる『コミュニティ』づくりの教科書」(ダイヤモンド社)の著者、藤田祐司さんと河原あずささんに、顧客と直接会うことが難しい時代のコミュニティづくりについて教えていただきました。
最初のイベントは小規模に、10人ぐらいで…と思っていたのですが、飛び入り含め約20名のメンバーが参加してくれました。特に反響の大きかった内容をいくつかご紹介します。
○現在顧客ゼロの商品でもコミュニティは作れる
現在ファンがゼロ、どころか顧客もゼロという場合、ターゲットとして考えている方2,3人(知り合いでも可)を呼んで徹底的にインタビューする。ここがコミュニティの始まりになることも。
○ライバル企業と組んでコミュニティを作る
一見ライバルに見える同業界の企業と組んで、業界のノウハウや最新知識を語る「勉強会」を開催すると、このジャンルに興味を持つ見込み客を呼び込むことができる。完全な競合でなく、「対象顧客が少しずれる」企業と組むのがコツ。
○イベントやコミュニティそのもので収益を求めない
イベントやコミュニティ作りはブランディングの手段。直接収益を求めるのではなく、ファンとの接点を増やすことが、後からの受注や購買に繋がる。
○オンラインイベントはスタートアップにとってチャンス
準備に手間も費用も掛かるリアルイベントに比べて、会場代がかからない、移動が必要がない、参加のハードルが低いオンラインイベントはスタートアップにとって大きなチャンス。Peatixなどの無料ツールを使えば手軽にイベントを開催できる。
■参加者の声
「認知拡大や、ファンづくり、アプリ使い方説明会や、バイヤー、問屋への勉強会など一つ一つバラバラに考えていた点が「コミュニティづくり」で一つの線で繋がったような気分でした!「コミュニティ」という字面だけでC向けのものだと思っていた自分には、to Bのコミュニティづくりという視点が新鮮で、確かに!!ってなりました。」(SAKELAVO 坂下さん)
「「コミュニティの規模やトーン、意見を出しやすい場づくり、実際に運営しているコミュニティに当てはめて考えることができ、全部参考になりました!今、激辛好きに集まってもらって唐辛子についての意見を出してもらうコミュニティをFBで作ってます。畑に来てもらって話をするイベントも企画中。すごくタイムリーな話でした!」(十色 サカールさん)
「今が必死すぎるのであまり考えていなかったこと(コミュニティ作り)ですが、ほんと新発見が多くてときめきでした!ありがとうございました コミュニティってそもそも大好きな分野じゃん、私って思い出しました!」(Hope Films中山さん)