【連載コラム】できる社長は家事も楽しむ VOL.1

男の家事教室•カジオス代表の尾上元彦です。

今回は初回ですので、カジオスを始めたきっかけについて書きます。

起業なんて考えた事もなかったサラリーマンの私の人生を楽しい方向に狂わせたのが、宮城に単身赴任中に起きた2011.3.11の東日本大震災での体験でした。

震災当日の夕方、よく食事に行っていた店を覗くと、割れた食器などが床に散乱していました。

店主夫婦は呆然と立ち尽くしていましたが、掃除を手伝い店内が片付いて綺麗になって行くにつれ、気持ちが前向きなるのを感じました。

そして、海岸方面の空が火事で赤く染まるその日の真っ暗な夜に、明日から炊き出しをしようという話になり実行に移しました。

炊き出しでは、まだ雪のちらつく寒い頃でしたので、温かい汁物を提供しましたが、食べながら笑顔で話をしている人達がいました。

私は3.11の14時46分に本気で死ぬと思いました。そんな私と同じ地域の人が、翌日に温かい料理を食べて笑顔になってくれました。

掃除が人の心を前向きにし、料理は栄養面からだけでなく精神面も元気にして笑顔にする。家事の持つ力を目の当たりにした瞬間でした。

料理は、もともと好きで、夜9時からNHKのきょうの料理を見ている小学生でした。掃除は、D社のハウスクリーニング屋さんが教えてくれ、独立できるよと言ってくれました。

そんな特技の家事を手段に使って、男性高齢者を、そして日本を、元気で明るくする事業がカジオスです。

そうそう、忘れてました。カジオスって「家事をする男性の背中を押す」「家事をする雄」からの発想です。

何だかストーリーとして纏まりませんでしたが、次回以降にご期待下さい。

【尾上 元彦(おのうえ もとひこ)】(株)コンバートワン代表取締役 男性向け家事教室「カジオス」主宰https://kajiosu.com/

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