【イベントレポート】8/24『スタートアップが本気で取り組むSDGs』

ゲストスピーカーはスパイスファクトリー(株)取締役CSO 流郷綾乃さん。他にも複数の企業のSDGsや広報のサポートを行っています。

【なぜSDGsに取り組まなければいけないのか?】

SDGsは2015年に国連で採択された「2030年までに解決しなければいけない社会課題」です。たとえば環境問題でいえば、現在のままのペースで地球の資源を使い続けると、2030年には地球が2つ必要になってしまう。あと10年以内に、世界は大きな構造転換を図る必要があるのです。

【スタートアップがなぜSDGsに取り組むのか】

「SDGsは投資と密接に絡む」スタートアップはVCや企業などから投資を受けます。ESG投資と言って、投資する側の会社が「環境」「社会」「ガバナンス」に配慮して評価する時代になっているため、いまやSDGsに配慮しない企業は投資が集まりにくくなっています。「世の中の移り変わりをキャッチするのがスタートアップ企業」スタートアップにとってSDGsはビジネスチャンスです。現状の課題に対する解決策を提供するのがスタートアップです。わざわざ世界が2030年までに解決すべき社会課題を挙げているのですから、17のゴールにヒントがあります。

【パーパス(存在意義)の表明】

企業のSDGsへの取組の重要なキーワードとしてパーパスがあります。パーパスとは、社会に対して自社がどんな役割を果たすのか、内外に明確にあらわすものです。流郷さんのパーパスは「子どもが80歳になったとき、面白いか、面白くないか」

【どうやって取り組むか】

●3つの方法で達成する「事業を通じて」「NPOを通じて」「会社作りを通じて」の3つの方法を検討します。直接SDGsと事業がつながりにくい場合でも、雇用やNPOとのパートナーシップを通じて目標を達成する方法もあります。

●サプライチェーンを分解して検証する事業を調達・製造・販売・消費・回収のそれぞれに分解して、17のゴールに取り組む方法です。調達でいえば省電力の資材を導入する。回収でいえば使い捨てでない利用方法を考える、などです。

【参加メンバーの感想】

「一番お金に関係無さそうなテーマだと思っていたけど、一番お金に絡む内容でした。」(小山さん)  「事業を進める座標の様な、羅針盤の様な、面白かったです!」(尾上さん)  「事業の範囲だけで考えるのではなく、経営の中のあらゆる角度で意識してみると面白いですね。」(平岡さん)

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